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この桜木にお嫁に来て以来、今は亡くなってしまいましたが、お爺さんと二人でお茶作り一筋に生きてまいりました。
昭和30年ごろのお茶作りは、機械が今のように便利ではなかったので、大変に苦労をしました。
最近では力仕事も少なくなり、お茶の味香りについても昔に比べ、すごく良くなってまいりました。
畑を開墾し、工場を作り、製品をこしらえてお客様にお届けするまで、いろいろ工夫を重ね、60年間やっとここまで来たという感じです。
老人会などに行くと回りの年寄りから「もうそんなに欲をかいて仕事をせんでも、ゆっくりしてれりゃぁいいじゃん。」などと言われてしまいます。
しかし、お爺さんが始めたお茶作り、これからも、できる限りお茶作りにがんばりたいと思います。 |