お茶旅 木村園 のページです

はなすめ

スマホをかざして声で言うだけ。まわりの様子や文字を、AIが声で教えてくれます。
目の不自由な方のための、無料の道具です。

静岡県掛川市のお茶屋「木村園」が、目の見えない家族のために作りました。 どなたでも無料でお使いいただけます。お金や個人情報をいただくことは一切ありません。

ボタンは大きく3つだけ。画面を触っても、声で言っても操作できます。 スマホの細かい操作が苦手な方や、ご高齢の方にも使いやすい道具です。

はなすめを ひらく ※はじめての方は、下の「はじめる前の準備」をお読みください

3つの道具があります

ふだん使うのは「はなすめ」だけで足ります。同じ場所に、あと2つの道具が入っています。

切り替えるときは、アプリが聞いているとき(「きいてみる」を押したあと)に、声でつぎのアプリ」または道具の名前(「にっき」など)と言います。切り替わると、道具の名前を声で読み上げます。

画面のいちばん下にある紫色の部分は案内の文字で、押しても切り替わりません。うっかり別の道具に移ってしまい、戻れなくなるのを防ぐためです。

はなすめ まわりの様子や、新聞・郵便物の文字を読み上げます。
本のそうだん 話しながら、次に聞きたい本を一緒に選びます。決めた本は覚えておいて、図書館へ電話するときに1冊ずつ読み上げます。
にっき その日にあったことを声で記録し、あとから聞き返せます。

はなすめ ― なにができるの?

できることは3つ。画面が大きな3つのボタンに分かれていて、そのボタンを押しても、声で言っても、同じように使えます。

まわりをせつめい(画面の上) カメラに映っている場所の様子を説明します。声では「まわり」。
きいてみる(画面のまんなか) 知りたいことを声で聞きます。「ペンはどこ?」「はかりの数字は?」「大自在の記事を読んで」など。
もじをよむ(画面の下) 新聞・折り込みチラシ・郵便物・本・商品の袋などの文字を読み上げます。声では「よんで」。

手がふさがっていても、声だけで使えます

新聞や本を片手で持ったまま、もう一方の手でスマホをかざして、声で言うだけ。画面を触る必要はありません。

考えている間は「ピッ…ピッ」と小さな音が鳴り、ちゃんと動いていることが分かります。

止めたいとき

読み上げが長いときや、間違えたときは、画面をどこでも1回さわれば止まります。これがいちばん確実です。画面の下の「とめる」ボタンでも止まります。

止まると「ポーン ポーン」と下がる音が1回鳴ります。画面が見えなくても、止まったことが耳で分かります。止めたあとは、そのまますぐ次のボタンを押せます。

写真がうまく撮れていないときは、送る前に教えます

目が見えないと、カメラがちゃんと写っているかを自分で確かめられません。そこで、AIに送る前にアプリのほうで写り具合を調べ、だめなときは声で教えます。

写りが悪いときは、少し間をおいて自動で3回まで撮り直してから判断しています。

本のそうだん

目が見えないと、どんな本があるのか自分で探せません。この道具は、話し相手になって、次に聞きたい本を一緒に見つけてくれます。

電話をスピーカーにしておけば、読み上げた書名がそのまま相手にも聞こえます。注文が済んだら「メモを けす」で消せます。

にっき

手で書いた日記は、目が見えなくなると読み返せません。この道具は、声で書いて、声で読み返せる日記帳です。

日記はスマホの中に保存されます。設定でGoogleドライブにつなぐと、写しが自動で保存され、スマホを換えても元に戻せます(家族の方が最初に1回だけ設定します)。

予定は「にっき」ではなく、スマホに「OK Google、8月10日に○○の予定を入れて」と言うのがおすすめです。Googleカレンダーに入り、当日になるとスマホが自分から知らせてくれます。

はじめる前の準備

この道具はGoogleのAIを使います。そのための「かぎ」(APIキーといいます)を、1回だけ用意してください。無料で、クレジットカードの登録もいりません。

1. かぎを作る

かぎを作るページを開く

  1. 上のボタンを押します(かぎ専用のページが開きます)
  2. Googleアカウント(Gmailのアカウント)でログインします
  3. APIキーを作成」または「Create API key」を押します
  4. AQ.AIza で始まる長い文字が出てきます。これが「かぎ」です。長押ししてコピーします

かぎは作ったときの1回しか表示されません。忘れても、また新しく作り直せば大丈夫です。何個作っても無料です。

aistudio.google.com だけを開くと、AIを試す画面(Playground)が出てしまいます。かぎのページは上のボタンから開いてください。

2. かぎを入れる

上の「はなすめを ひらく」を押すと、最初に入力画面が出ます。そこにかぎを貼り付けて「保存してはじめる」を押せば、準備は完了です。

かぎは、そのスマホの中だけに保存されます。このホームページに送られたり、誰かに見られたりすることはありません。次からは入力なしで使えます。

あとでかぎを入れ替えたくなったときは、次のアドレスを開くと設定の画面が出ます。
https://www.kimuraen.com/kazasu/app.html?setup=1
ふだんの画面には設定のボタンを置いていません。ご本人が持ったはずみで押してしまい、元の画面に戻れなくなることがあったためです。ご家族の方は、このアドレスをブックマークしておくと安心です。

かぎはいつも同じGoogleアカウントで作ったものをお使いください。別のアカウントで作り直すと、そのかぎの無料枠が使えず、「AIが こみあっています」が出続けることがあります。

3. スマホのアイコンにする(おすすめ)

ふつうのアプリと同じように、スマホのホーム画面にアイコンを置けます。次からはアイコンを1回押すだけで開けます。

Android(Chrome)の場合

  1. はなすめを開いた状態で、画面右上の「」(点が3つ)を押します
  2. メニューの中の「インストール」を押します
    ※Chromeの種類によっては「アプリをインストール」「ホーム画面に追加」と出ることもあります。どれでも同じです
  3. 名前が「はなすめ」と表示されるので、そのまま「追加」または「インストール」を押します

iPhone(Safari)の場合

  1. 画面下の「共有」(四角から矢印が出ているマーク)を押します
  2. 下にスクロールして「ホーム画面に追加」を押します

アイコンから開くと、ブラウザの枠が消えて画面いっぱいに表示されるので、ボタンがさらに押しやすくなります。

4. 背面を2回たたいて開く(Pixelなど、対応するスマホのみ)

アイコンを探して押すのも難しい方には、スマホの背中を指で2回トントンとたたくだけで開く設定ができます(GoogleのPixelなどの機能「クイックタップ」)。目が見えなくても、背中をたたくだけなので分かりやすい方法です。

  1. 設定アプリを開き、上の検索に「クイックタップ」と入れます
    (または 設定 → システム → ジェスチャー → クイックタップ)
  2. クイックタップの使用」をオンにします
  3. 動作の一覧から「アプリを開く」を選び、その横の歯車から「はなすめ」を選びます

これで、背中をトントンとたたくと「はなすめ」が開きます。反応が弱いときは、設定の中の「強めのタップを必要とする」をオフにすると感度が上がります。閉じるときは、画面の下から上にスワイプしてホームに戻ります。

安全のための大切なお願い

この道具は、止まった状態で「これは何か」を知るためのものです。歩きながらの安全確認には使わないでください。

世界中の同じような道具も、すべて同じ注意をしています。目の代わりというより、「そばにいて教えてくれる人」くらいに思ってお使いください。

写した写真や、話した声はどうなるの?

心配になるのは当然ですので、包み隠さず書きます。

木村園は、何も受け取っていません

このページは、ただのホームページ(文字だけのファイル)です。写真や声を受け取る仕組みを持っていません。 あなたが写した写真も、話した声も、木村園には一切届きませんし、保存もされません。 アクセス解析も、広告も、Cookieによる追跡も入れていません。

写真と声は、Googleへ直接送られます

「まわりを説明」できるのは、Googleの人工知能(Gemini)が写真を見て考えてくれるからです。 つまり、写真はあなたのスマホから、Googleへ直接送られます(通信は暗号化されています)。 声で質問したときも、その音声はGoogleの音声認識に送られます。これは、この種の道具すべてに共通の仕組みです。

ここだけは知っておいてください

この道具は、Googleの無料の枠を使います。Googleの利用規約には、無料で使う場合について、 はっきりこう書かれています。

ですので、次のようなものは写さないでください。

ふだんの暮らしの中で「まわりに何があるか」「新聞や商品の袋に何と書いてあるか」を知るぶんには、 気にしすぎる必要はありません。「人に見られて困るものは写さない」とだけ覚えておいてください。 大事な書類を読みたいときは、ご家族に読んでもらうのがいちばん安全です。

内容を見られたくない場合は(有料に切り替える)

Googleは、お金を払って使う場合については、規約ではっきりこう定めています。

切り替えは、Googleのページで「かぎ」にお支払い方法(クレジットカード)を登録するだけです。 アプリ側の設定を変える必要はありません。

気になる料金ですが、写真1枚あたり0.05円ほどです(実際に測った値です)。 1日に50回使っても1か月で80円ほど、1日100回でも160円ほどにしかなりません。 使った分だけの支払いなので、使わなければ0円です。

郵便物や書類をよく読ませたい方は、月100円程度で内容が学習に使われなくなる、と考えると 安心かもしれません。まずは無料で試して、必要を感じたら切り替える、で十分です。

「かぎ」(APIキー)はどこにあるの?

あなたが入力した「かぎ」は、そのスマホの中だけに保存されます。 木村園にも、他の誰にも送られません。このページの中身を誰が見ても、かぎは書かれていません (だからこそ、安心して公開できる作りにしてあります)。 やめたいときは、ブラウザの閲覧データを消せば、かぎも一緒に消えます。

スマホを勝手に見られたりしない?

カメラが動くのは、このページを開いている間だけです。他のアプリを見ているときや、 ページを閉じたあとに、勝手に写真を撮ることはできません。 スマホにアプリを入れるわけではないので、連絡先や写真フォルダを見ることもできません。 心配なときは、ブラウザのタブを閉じてください。それだけで完全に止まります。

よくある質問

お金はかかりますか?

かかりません。Googleの無料の範囲で使えます。ただし1日にたくさん使うと、その日は止まることがあります(翌日また使えます)。外で使うときはスマホの通信を使います。

うまく動かないときは

他の道具もあります

目の不自由な方のための無料アプリは、ほかにも良いものがあります。あわせてお試しください。